東京へ

 <晴れ>

暑いが、ときおり気持ちのよい風。


10時過ぎに家を出て、久しぶりに東京へ。持ち物はプリントアウトした目的地の地図、麦茶の水筒、手ぬぐい、小さいタオル、帽子、文庫本、携帯。
最初は外苑前のTAMBOURIN GALLERYの、大阪の星が丘の人たちの「LOR」。壁一面に木の船。素朴でかわいい。切り絵とともに広い風景のようになっている飾り方がとても好きだった。

 


それから15分ほど歩いて、SPASE YUI。永井宏さんの個展「August songs」は、毎年恒例になっている夏の展示。楽しくちょっとせつない詩と絵。ブリキの花や文字が踊っている。

 


在廊されていた永井さんと少し話しをして、そのまま根津美術館へ。「八十一尊曼荼羅仏教美術の名品 いのりのかたち」へ。説話画の巻物や仏像は、おおらかさを感じるものから恐怖を覚えるものまでさまざま。すべて人々の祈りのためにつくられたもの。
正面玄関からエントランスに向かう小道には竹が植えられ、庭には緑が青々としている。

 

庭にあるカフェで遅いランチ。窓に向いたカウンター席で、緑を目にしながら夏野菜のトマトスパゲティ。こういうところだからと期待してなかったけど、おいしかった。



表参道から乃木坂に移動し、国立新美術館で「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」。館内で同時に展示されている「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」は、待ち時間30分といっていたが、それ以上かかりそうなほどの大行列。幸い、マン・レイのほうはすぐに入れる。ほどよく空いていて、音声ガイドを頼りにゆっくりと堪能。
マン・レイを見終わってからオルセーも見るつもりだった。行列も消えていたけれど、本日詰め込みすぎて頭がパンパンになったため、本日はここまで。



乃木坂駅から直結しているので、駅の美術館側の出口はいい感じ。