情報がないのは怖い

 <晴れ>

うんと涼しい。


昼前の横須賀線に乗る。北鎌倉を発車しようとしたとき、ぐらり。最初は地震だとはわからなかった。電車が数メートル進んだところで、停車。また揺れたような気がした。もしかして地震? そう思うが車内放送はなし。そのうち乗客がざわざわしてくる。cobuにメールをするが、返事はなし。携帯に電話をかけると通じない。そのうち隣の人が知り合いと電話で話し始めた。電話を切ったので、地震ですかと尋ねる。すると、「都内は震度5、宮城で震度6ですって」と教わる。車内放送はあいかわらずなし。電話も通じないので、とても怖くなる。やっと自宅に電話が通じた。cobuは携帯が手元になかっただけで、無事とのこと。母からも、「大丈夫?」とメールが入る。友達にメールしたり、メールがきたり。


横須賀線は当分動きそうにない。大船までバスか、歩いてくださいと放送がある。「大船まで30分です」と。それはつらいとcobuに電話して、車できてもらう。藤沢まで送ってもらい、小田急線、田園都市線と乗り継いで用賀へ。逗子から3時間かかってしまった。


会議室で校了。帰りは鎌倉に住むkさんの車に乗せてもらう。往路はご主人の運転できたというkさん。帰り道がわからないという。道のわからない女ふたりのドライブだ。
どうにか第3京浜に乗る。すると「ガソリンがないかも」と狩場で下りる。ガソリンスタンドに入ったはいいが、セルフのスタンド。わたしはもちろん、kさんも経験なし。ふたりでああだこうだといいながら、どうにか給油。「ここを触って静電気を抜くんだって」「あ、ここに給油口のキャップを置くみたい」「ガソリンが出ない」などと大騒ぎ。ドトールでコーヒーを買っているとガソリンのお釣りをもらってないことに気付く。給油の機械のところに戻るとレシートが吐き出されていて、それを渡すとドトールでお釣りをくれるのだった。いろいろ学習した。クラクションを鳴らされながらも、ふたたび第3京浜に戻る。無事、朝比奈で下りる。


逗子デニーズでsoraさん、h店長と待ち合わせていたので、店の前まで車で乗せてもらう。ワークショップの冊子の最終確認。cobuがカレーを作ってくれていたので、悪いなあと思いながら、あまりに空腹だったのでデニーズの夜セットでカルボナーラを食べる。


店長に家まで送ってもらう。


長い一日だった。