ずぶぬれ

 <雨>

朝から雨。気温低く、肌寒い。7月の雨じゃないみたい。


今日は葉山のワークショップ。ちょうど出かける昼前が、どしゃぶり。駅まで歩く間に、ひざから下がびしょぬれに。ブーツは水がしみこまないやつなので、ひざからくるぶしあたりまでのジーンズがびしょぬれになったのだ。
バスの冷房でそれが冷えて、寒い。


逗子駅からバスに乗るとき、きっと美術館に行くんだろうなあと思われる二人組みの女性が乗ってきた。ひとりがバスカードを差し込むが、何度入れても戻ってくる。「どうして」とわたしに聞くので、「残高がないのかもしれませんよ」と答える。するともうひとりのおばさんが、「ほら、これを使って」とパスネットを差し出す。バスカードのおばさんが「これはダメよ。地下鉄のじゃない」「あら、私鉄でも使えるわよ。じゃあ、こっちはどう?」と今度はSuicaを差し出す。乗り口で大騒ぎだ。バスカードのおばさんが、「新しいのがあるから」と、持っているなら早く出せよ状態でバスカードを機械に差し込む。「あなたの分も払っておくわ」と2度、機械に通した。
美術館前で降りるときに運転手さんともめるなあと思っていたら、運転手さんは状況をよくわかっているようで、うまく処理していた。
なにもわからないおばさんにはなるまいと、ふたりがバスを降りる姿を見て、すでにおばさんであるわたしは心に誓ったのだった。


本日のワークショップのテーマは「雨の音」。雨のしずくが落ちる情景だ。わたしは詩が書けず、散文になる。
終わってからNさんもいっしょにシリウスへ。ショップを物色してから、2階のカフェへ。コーヒーを飲んで、6時過ぎに出る。


スズキヤに寄ってパスタの材料などを買って帰る。が、ひとりだったし疲れていたので、パスタは作らず。適当にあるものを食べる。


21日の花火大会のことで、夜は携帯メールが飛び交う。みんな楽しむことに関して、とても協力的だ。


明日の朝まででいいかなと思っていた仕事のことで、催促の電話がきた。「すみません、いまやっているところです。もう少しでファックスできます」と言い、電話を切ってから書類を取り出す。あいかわらずそば屋の出前である。