お別れ

 <雨、のち曇り>

ちょっと気温高め。


先日亡くなられた先輩のお別れの会。読経はなく、みなで合掌し、棺に花を手向けるという簡素な式。気丈にふるまっていた奥さんに、「こんなときじゃなくて会いたかったね」と言われ、胸が熱くなる。収骨まで残り、こんなにこんなに小さくなったのかと、さみしい。


斎場の建物の前に大きな金木犀の木。2階を超すぐらいの高さで、これほど大きな金木犀は初めて見た。雨上がりのせいなのか、それほど香りはしてこなかったが、金木犀の香りに送られて、いまごろどこかで好きなお酒をたくさん飲んでいるんだろうな。ご冥福をお祈りいたします。


帰りは久しぶりにお会いしたS夫妻の車に乗せてもらって、逗子まで。遅い昼食をとりながら、昔話や近況報告。学生時代の話、Sさんの会社に勤めていたころの話、共通の友人の消息など。


太陽が月みたいにぼんやり見えていた。写真じゃわからないかな。