桜貝

桜貝

 <晴れ>

洗濯ものを干していたら、汗をかく。暑い。

きのう、rieちゃんに桜貝をたくさんいただいた。材木座海岸で集めたもの。大きいものもある。これだけ集めるのに、かなりの時間がかかったことだろうと思う。


逗子海岸波子不動前には桜貝の歌の歌碑がある。土屋花情の作で昭和24年6月NHKラジオ歌謡として放送されヒットしたもの。歌碑は平成3年建立と、意外に新しい。

  「桜貝の歌」
  うるわしきさくら貝ひとつ
  去りゆける君に捧げん
  この貝はこぞの浜辺に
  われひとりひろいし貝よ


  ほのぼのとうすべに染むるは
  わが燃ゆるさみし血潮よ
  はろばろと通う香りは
  君恋うる胸のさざなみ


  ああ なれどわが思いははかなく
  うつし世の渚にはてぬ


なんとなく、島崎藤村の「椰子の実」と混同する。
  名も知らぬ 遠き島より
  流れ寄る 椰子の実ひとつ
  故郷の岸を離れて
  汝はそも 波に幾月


  旧(もと)の樹は 生いや茂れる
  枝はなお 影をやなせる
  われもまた 渚を枕
  ひとり身の 浮寝の旅ぞ


  実をとりて 胸にあつれば
  新たなり 流離(りゅうり)の憂い
  海の日の 沈むを見れば
  たぎり落つ 異郷の涙
  思いやる 八重の汐々
  いずれの日にか 国に帰らん

  
苦手な人に思い切って「おはよう」と言ってみる。わたしはこれまで、苦手という思いを発散していたようだ。だから彼女もわたしが苦手だったのだと思う。話してみると、案外と苦手でもなかった。その人のことを苦手だと思っていたわたしは、小学校低学年ぐらいの精神構造だった。


夜はウクレレレッスン。トライの人を含め今夜は人が多かった。帰りにスリーエム缶チューハイを買って帰る。