「筒井 康隆」

 <晴れ、曇り>

暑い。エアコンフル稼働。

きのうのラベンダーの写真に、h店長からコメントをいただいた。そこからの連想。
ラベンダーで思い出すのは、「時をかける少女」だ。ラベンダーの香りを嗅いだ和美が、時間旅行をする。ケン・ソゴルという未来から来た少年に淡い感情を抱く。原田知世もかわいかったが、最初に見たのはNHK教育テレビでやっていた、「少年少女ドラマシリーズ」のほう。試験管やメスシリンダーが並んだ理科教室という場所と、ラベンダーというあいまいな香りのミスマッチが印象的なドラマだった。「好き」という気持ちも、すべて記憶ごと消されてしまうのだ。

わたしは筒井康隆が好きで、当時はかたっぱしから読んだ。「家族八景」「七瀬ふたたび」「俗物図鑑」「国境線は遠かった」「おれに関する噂 」「あるいは酒でいっぱいの海」「農協月へ行く」「霊長類 南へ」。思い出そうとしたら、すぐにタイトルを思い出した。それだけタイトルが強烈なのだな。「七瀬ふたたび」がいちばん好きだったかな。
ベトナム観光公社」の「最高級有機質肥料」は吐きそうになりながら読んだ。吐きそうだったけど、描写のひとつひとつがおもしろかった。「文学部唯野教授」は最後に読んだ筒井作品かも。


夜はウクレレレッスン。ウクピクなどで弾く曲を練習。
ペットボトルホルダーを練習場所に忘れてきたので、maiさんにメールしたら、「そのペットボトルは金のペットボトルでしたか、銀のペットボトルでしたか」と返信。ひとりでぐふふと笑う。


なにを書くかではなく、書いたものからなにを感じてもらうか。それが大事だと思う。