「希望する者」

 <曇り>

雲が厚く、蒸すが、それほど暑くない。


テレビで「ビフォー・アフター」を見ていたら、「座面」という言葉が出てきた。駄洒落を言うように、ザメンホフという名前が口をついた。エスペラント語を考案したユダヤ人、ザメンホフのこと。エスペラント語はどの国の言葉でもない人工言語で、民族感情などに左右されない、公平な言語ということだ。実際は、丸暗記するしかないので、日本人にはたいへん。ヨーロッパ系言語を母国語とする人のほうが、学びやすいらしい。
小学校4年か5年のとき、学校のクラブにエスペラント語クラブというのがあったのだ。そこで教わったことがら。そんなクラブに入っていたこともすっかり忘れていたのに、ひょんなことから思い出したものだ。こんにちはは「ボーナン・ターゴン」、ありがとうは「ダンコン」。さようならはヂス・レビードだと思っていたら、ネットで確認したところ、「ヂス・ラ・レヴィード」だった。アルファベットも当時はぜんぶ覚えていたが、覚えているのは最初だけ。アー、ボー、ツォー、チョー、ドー、エー、ホー。

エスペラントとは「希望する者」という意味なのだ。



12時からウクレレレッスン。特別クラスを1時間、通常クラスを3時間。そのあと、フラの伴奏をするので、フラチームといっしょに1時間半ほど。5時間半! フラの人はずいぶん上手になっていて、合わせて弾くのは楽しい。複雑なストロークで、歌うと右手があやふやになっていたが、きょうは弾きながら、少しは歌えるようになった。歌詞を覚えればもっとラクになるはず。
問題は特別クラスの曲。きょうで最終レッスンだったのに、先生に補習をお願いする。それまでに暗譜するほど練習しておこう。