ナツナツしている

まっさらのような空

 <晴れ>

台風一過だ。真っ白な雲とぴかぴかの空と。それにしてもこのところの過ごしやすさになれたからだには、きついほどの暑さ。


料理の撮影をお願いする。8月の終わりに出る雑誌なので、「あまりナツナツした料理じゃないほうがいいです」。「ナツナツした」なんて思わず口をついたヘンな言葉のだけれど、自分で言ってからすごく気に入ってしまった。きょうはナツナツした一日だ。

洗濯ものを干すだけで、汗だくになる。「汗に溺れそう」と母からのメールにあったが、まさにそんな感じ。ナツナツ。


仕事をひとつ終えて、送信。ふたつめ、みっつめにとりかかる。


夕方、cobuからメールが入る。hanapapaさん、hanamamaさんと食事をするので来ないかというもの。食事をつくるのも面倒だったので、お相伴する。新道亭。刺身などを食べていると、店の人が「ピザもありますよ」という。「なに?」。聞けば、隣のラ・ヴェルデからとるのだそう。マルゲリータをお願いする。
庭のところにビアガーデンができていた。自転車を押しながら、cobuと話しながら帰る。



岡八朗さん、逝く。
満身創痍の闘病生活だったようだ。子どものころの土曜の午後の楽しみは、なんといっても吉本新喜劇。見逃さないように、走って学校から帰る。母が作っていたサンドイッチとコーンスープをテレビの前に持ってきて、弟と夢中で見る。ゲラゲラ、ガハガハ笑いながら、目を離せない。そのころのスターは奥目の八っちゃんこと、岡八朗。出てくるだけで笑いが起こる。花紀京、桑原和夫、原哲夫らと爆笑の舞台。「くっさー」「えげつなー」「スキがあったらかかってこんかい! ワシは空手3段や……、通信教育の」など、おもしろかったなあ。八郎が八朗に改名されていたのは知らなかった。

母が作ってくれていたサンドイッチは、必ず卵サンド。コーンスープはスイートコーン缶と牛乳でつくる、簡単だけどおいしいスープだ。