ぼんやりと

 <晴れ、のち曇り>

午前中は晴れていたが、午後はずしんと曇る。



目が覚めたら、Tシャツが汗だくだった。夜中も10分置きぐらいに目が覚めていたような感覚。実際にはそれほどでもないのだろうが。気持ちの悪い夢もたくさん見た。8時ごろ目を覚まし、「ちりとてちん」をそのまま見て、終わってからベッドから出る。ちりとてちんもなあ、主人公の不器用ぶりがちょっとわざとらしいと感じるこのごろ。



そんなわけで昼間もぼんやりと過ごす。体調は戻ってきた。




きのう、バスに乗ってぼんやりと外を見ていたら、きれいに揃ってピンク、水色、黄色のパステルカラーの傘を持った小学校低学年の3人組を見た。黄色い傘を持った男の子は傘をお猪口状態にして、雨を傘にためながら歩いている。水色の男の子とピンクの女の子は、それを見て笑っている。黄色い子は調子に乗って傘を「エイエイオー」と上げ下げしている。もちろん声は聞こえないが。わたしが小さいときにも傘をそうやって持ってふざけている男の子がいた。ちょっとお調子ものの子。後ろ向きに歩いていたが、コケないでね。
バスを降りるとき、わたしは500円玉しか小銭がなく、両替するので最後に降りようと前のほうの席に座って、人が途切れるのを待っていた。塾にでも行く風情の6年生ぐらいの男の子が、「先にどうぞ」と言ってくれた。わたしが「両替するから先にどうぞ」と言うと、「そうですか。すみません」と言って前に進んだ。ありがとう。