「未来の食卓」

 <晴れ>

今日も晴れ。いいお天気。



シネマアミーゴにて、「未来の食卓」観賞。おっと、その前にランチ。鶏のフォーと生姜の炊き込みご飯。フォーはクセが強いと苦手なのだが、これはあっさりとしていて、スープもぜんぶ飲み干した。



映画は「未来の食卓」。フランスのバルジャック村が、子どもたちの未来を守るために学校給食と高齢者の給食をオーガニックにするという、その様子を追ったドキュメンタリー。フランスの一般農家の農薬使用の話を聞くと、恐怖を感じるほどだった。そんななか、自分たちで野菜をつくって、食への興味をもつ子どもたちを見ていると、光のようだ。自分たちが育てた野菜を摘んで、葉っぱより茎のほうが香りが高いよ、なんていう子どもを見ていると、すばらしい試みだなあと思う。
少し前、無農薬有機肥料で野菜を栽培している農家さんから聞いたことを思い出した。「地産地消」とか「フードマイレージを減らそう」と提唱する一方で、「食べごろの野菜の見分け方」などを唱えることが、いかに矛盾しているかということだ。



映画を観終わったとき、たくどんが「いま、いちばんしたいことはなに?」と聞いてきた。わたしは「陰陽洞で買い物して帰ること」と答えた。たくどんが目を見開く。「わたしも!」。そしててばちゃんも「わたしも!」。映画も感動的だったが、そのことに妙に感激したのであった。もちろん、帰りに3人で陰陽洞でオーガニック食材を買いましたとさ。影響されやすいわたくしたち。



線路の脇を通ると、夕焼けが美しい。